福井駅連続立体交差事業により、えちぜん鉄道福井駅~福井口駅間が高架に上がりましたので、高架切替後の区間を再訪してきました。
前面展望で三国芦原線方面から確認してゆきます。
まずは新福井駅の上り遠方信号機(1L)。Y、YG、Gの3現示用でした。
遠方G現示で進入すると、場内信号機1LはG現示でした(写真2)。こちらはYY現示タイプの4現示式信号機を使用しています。写真奥の福井駅へ向かう出発信号機は既にYY現示が現示されていました。YY現示からG現示は変則的ですね。
新福井駅の上り出発信号機2Lは進路表示機併設の出発信号機でした(写真3)。進路表示機は1番線開通を表示しています。
出発信号機を越えると、福井駅構内が見えてきます。
分岐器手前には入換信号機11Lが建植されていました(写真4)。
福井駅は1面2線で、ホーム内は入換信号機により2つに区分されていました(写真5)。写真は1番線。2番線も同様に区分されていました(写真6)。
入換信号機16L外方には5km/hのATS速照が設置されているのが分かります。
停止位置目標手前に5km/h速度照査がありますから、非常に低速で進入することが分かりますね。
下り出発信号機は1番線が3R、2番線が4Rという名称で建植されていました。
新福井駅の場内信号機1Lの名称から順に番号が振られていることから、もしかしたら同一の連動装置で構成されているかもしれません。福井駅~新福井駅間について、おおまかな配線略図を起こしてみました(図1)。
下り列車に乗車してみると、駅間に入換信号機16R・17Rの車停が確認できたことから名称不明な点もありますが、下図のようになるかと思います。
また、福井駅と新福井駅が1つの駅構内と見なされるなら、新福井駅出発信号2Lは、実際は第二場内信号機かもしれません。信号機の現示もYY→G現示と、中々興味深い駅でした。