今回はマップ内で運行している貨物列車について、ご紹介します。
まずは沿線の需要地、貨物駅の位置などを記事にまとめます。
路線と貨物駅について
当鉄道の路線網を下図に示します(図1)。
マップには全11線区あり、ある程度発達した都市です。
複数の路線が乗り入れるターミナル駅や大規模駅は発展していますが、それ以外の駅では未開発の駅が多いです。
その中で、貨物駅は以下の箇所に設けられています(図2)。
貨物駅は☆マークの位置に、
- 北九州貨物ターミナル
- 新長洲操車場
- 大分貨物ターミナル
の3駅があります。貨物駅に隣接して、建設資材工場で複数稼働しており、都市発展の拠点になっています。
貨物列車はこの貨物駅を拠点に運転されます。
3つの貨物駅はそれぞれ以下の特徴を持っています。
北九州貨物ターミナル
橙線の貨物駅。橙線と黒線、そして連絡線を経由して赤線の一部の地域に対して資材を輸送する拠点駅。工場専用線を有し、専用列車の運転を必要とする駅。
構内には北九州機関区のほか、入換機関車を1両有し、貨物列車の組成・分解ができる。
新長洲操車場
橙線および紫線と連絡線で接続される貨物駅。紫線と橙線のほか、転線することで青線と緑線に対して輸送することが可能な拠点駅。
機関区は持たず、機回しと荷役のみを行う。
大分貨物ターミナル
青線と緑線からそれぞれ連絡線で接続される貨物駅。青線から紫線へ転線することで紫線まで輸送することが可能になっている。隣町への輸出列車を運転するにはスイッチバックを必要とする駅。
大分機関区を有し、入換機1両を使用して、貨物列車の組成・分解を行う。
主な需要地
都市を発展させるには、発展させるだけの十分な供給力が必要です。
資材を多く要求する高層建築物・大規模建築物に対しては長編成の貨物列車は特急貨物列車を設定して多く輸送し、未開発地に対しては短編成の貨物列車とトラック輸送を駆使して輸送します。
未開発地では、幹線沿線と地方線沿線で発展スピードが異なります。
需要変化を見ながら本数の増減でこれは対応します。
このマップの需要の大きさを示すと以下のような状況です(図6)。
青線、緑線、橙線沿線に大需要地が分布しており、この沿線には貨物列車を多く設定したいところです。次いで、黒線や紫線などにも中規模の需要地が点在しており、各駅停車の貨物列車を走らせたいところです。貨物列車設定のない線区はトラック輸送で物流網を構築します。
需要地の大小に合わせて貨物列車の運転本数を設定します。
運転計画について
需要地に対する貨物列車の運転計画を立ててみます。
橙線
橙線沿線は大・中の需要地が多く、資材を多く消費する考えられるので、
この路線には貨物列車を2本以上設定します。
1本を各駅停車、もう1本を大需要地へ直行輸送とする特急貨物列車とします。
また北九州貨物ターミナル付近に工場専用線(図7)があり、工場への材料搬入は鉄道輸送で行われます。そのため、橙線には工場へ材料搬入を行うための専用列車の運行が必要です。
従って、橙線では資材輸送列車2本、専用輸送列車1本の計3本を運転します。
青線・緑線
青線・緑線沿線は大需要地と小需要地が並んでいます。
橙線と比較して輸送量は少なくて済みそうです。
運行本数としては2本とし、うち各駅停車1本を毎日運転、もう1本は臨時貨物列車とします。1本は臨時列車とすることで、需給バランス調整により、運転と運休を柔軟に変更できるようにします。
資材工場の生産は平日午前9時~午後6時までの9時間の間に生産されます。
平日に増発すれば、休日に空輸送をしなくて済み、輸送効率の低下を抑えます。
紫線
紫線は沿線に中・小の需要地が点在しています。
貨物列車は各駅停車1本を毎日運転とします。都市の発展が進み、多くの資材を必要となる場合は増発を検討します。
ただし、紫線の場合は前述の線区と異なり、単線区間を有しています。増発する場合は定期旅客列車により線路容量にあまり余裕が無いので、注意が必要な線区です。
赤線
赤線沿線は大需要地がありますが、青線・緑線・橙線と交差してる地域で需要が多いため、青線・緑線・橙線の貨物列車で資材輸送が出来れば赤線の貨物列車で新たに供給する必要は無さそうです。
貨物列車は黒線と交差している大需要地に向けて輸送すれば網羅できるでしょう。
赤線沿線には貨物駅が無いため、橙線から連絡線(図8)を経由して運転します。
列車本数としては各駅停車を1本運転し、橙線内は通過設定とした列車を設定します。
次回について
今回はマップの需要地から貨物列車の運転計画についてを記事にまとめました。
次回はこの計画を元に、実際のダイヤについて記事にしてみたいと思います。
気になることがありましたら、コメントからどうぞ。
それでは。