先日、信号機ガチャ(日本信号ミニチュア灯器コレクション)第3弾が発売となり、近くの店舗に置いてありましたので回してきました。
【目 次】
ミニチュア灯器コレクション第3弾について
日本信号ミニチュア灯器コレクションとしてシリーズ化されている、通称「信号機ガチャ」。
第3弾の今回は鉄道信号特集のようで、鉄道信号好きの自分としては嬉しい製品化です。
第3弾では、
- 3現示式色灯式信号機
- 列車進行方向指示器
- 出発反応標識
- 中継信号機
- 入換信号機
の5種類があります。
なんともマニア心をくすぐるラインナップです。
各灯器について
今回のシリーズについて、それぞれの特徴を述べてゆきます。
3現示式色灯信号機
3現示式色灯信号機は前回においてもありました。再登場ですね。
現示は進行信号を現示するようになっています。他の現示はできません。
付属品に信号喚呼位置標(▲)、番線表示標(出発表記)の2点が付属しています。
背面には注意現示の位置にスイッチが付いています。
列車進行方向指示器
今回初登場となる「列車進行方向指示器」。
主に踏切で列車が進来する方向を表示します。
列車進行方向指示器は今回のシリーズで最も力が入れられていると言える代物です。
灯器下部に、スイッチが設けられています。
このスイッチは4位のスイッチになっています。表示方法を右方向、左方向、両方向、消灯の全ての表示ができます。
背面には銘板が貼っており、会社形式と製造日が記載されています。芸が細かいですね。
出発反応標識
今回初登場となる「出発反応標識」。
出発信号機の進行現示に反応して点灯し、車掌又は駅係員に出発信号機が進行を示す現示を現示していることを知らせます。
出発反応標識は両面が点灯確認できる仕様になっています。
両面のうち一方はレンズを取り外すことができます。
レンズの背面は以下のようになっています。
レンズ自体は固着されており、取り外しはできないようになっています。
レンズを外した灯器本体は中の基板が保護されるような構造になっています。
発行体自体はチップLEDが使用されており、光を拡散する役割もはたしているように見えます。
中継信号機
同じく今回初登場となる「中継信号機」。
線路が曲線や勾配などで見通しが悪いときに主体となる信号機の現示を中継する信号機です。
スイッチ操作により現示する信号は「制限中継信号」です。他の現示はできません。
背面には銘板が貼られています。会社形式と製造日の記載があります。
入換信号機
同じく今回初登場となる「入換信号機」。
車両の入換に使用する信号機です。
スイッチ操作により現示する信号は「停止信号」です。他の現示はできません。
停止信号にて点灯する表示は赤色の球を使用するものが再現されています。
背面は他の灯器と同様に銘板が貼られています。
スケール比について
実物の灯器とスケール比較をしてみました。取扱説明書にはスケール比が記載してありますが、実測してみます。
列車進行方向指示器、出発反応標識以外については灯間隔についての基準*1があります。この基準と比較してみます。
- 入換信号機 スケール比:1/10
灯間隔を測定するとおよそ25mmでした。省令によると、実物の入換信号機の灯間隔は”250ミリメートル以上とすること”と記載があります。
灯間隔が25mmですので、スケール比は1/10で取扱説明書通りでした。
- 三現示式色灯信号機 スケール比:1/14.8
灯間隔を測定するとおよそ13.5mmでした。省令によると、実物の灯間隔は”200ミリメートル以上とすること”と記載があります。
灯間隔が13.5mmですので、スケール比は1/14.8でした。取扱説明書では1/16の記載があります。
目視による測定誤差ですが概ね取扱説明書通りでしょうか。
入手したい方へ
身近にガチャガチャがない、もしくは既に売れ切れていたという方にはコンプセットを購入してしまうのも一つの手です。ガチャガチャは1回につき300円です。
5回ガチャガチャを回して全て揃えられる強運の持ち主でしたら、1500円で済みますが、実際はいくらか投じないとコンプは難しいでしょう。
〇楽天市場で購入
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〇Amazonで購入
終わりに
第3弾の発売発表がされてから待ち遠しいものでした。
第1弾の頃から密かに鉄道信号のラインナップが充実されることを期待していたのですが、現実のものとなってありがたい限りであります。
このまま眺めていても良いのですが、やはり全灯点灯させたくなります...
それでは。
*1:鉄道に関する技術上の基準を定める省令 第七章第五十五条 解釈基準