前回記事に続き、レール輸送の工臨ダイヤを作るシリーズです。
今回は作成したダイヤのうち、第1編成のダイヤと運用について綴ります。
【目 次】
作成するダイヤについて
レール輸送列車は日中帯を狙って運転するようダイヤを作成します。旅客列車の本数が多い過密な線区においては、列車運転本数が減る最終列車に近い時間帯とします。
運用は1日又は2日としてかけて計画します。
各所在地とレールセンターについての詳細は前回記事をご覧ください。
投入編成
レール輸送を担う編成は2編成となりました。
マップ内に点在する全6か所の保守基地に対して、1編成あたり3箇所を巡るように運用します。
ゲーム上の編成番号は
を割り当てました。
車両運用と箱ダイヤ
編成番号は297とします。
運用番号は1日で終えるものとして割り付けます。
297編成が充当される運用は297A、297B、297Cの3運用となりました。
運用297Aは橙線・紫線新長洲保守基地までの行路、297Bは緑線伊万里保守基地までの行路、297Cは赤線藤ノ木保守基地の運用です。
各保守基地に到着後、2時間以上のレール積み下ろし時間を確保した上で姪浜レールセンターへ戻る列車ダイヤとなるようにしました。
走行経路
編成297の走行経路をゲームのマップに落とし込むと、以下のようになります。
赤い☆が編成297が目指す保守基地になります。マップ内の白太線を走行して保守基地へ向かいます。各線の連絡線を使用して転線しながら保守基地へ向かいます。
各運用のダイヤグラム
運用297A:新長洲保守基地輸送
運用297Aは橙線・紫線を保守する新長洲保守基地へレール輸送をする運用です。
姪浜レールセンターから天神駅へ向かい、橙線を上って熱海駅まで走行し、連絡線を抜けて新長洲操車場へ向かいます。
往路(姪浜レールセンター→新長洲保守基地)
往路は天神駅を10:40に出発し、橙線を上ります。
天神~八幡間は毎時黒線の快速列車1本と橙線の快速列車1本、各駅停車2本の計4本が走行しており、密度の高い路線です。レール輸送列車は臨時列車ですので、これら定期列車ダイヤに支障しないように組みます。
ダイヤを組んでみると、天神駅から八幡駅まで逃げ切れませんでしたので、途中の北九州貨物ターミナル駅で待避することにしました。
そして、八幡駅を過ぎて、諫早駅に到着すると、先行する普通列車に追いついてしまうため、諫早駅で時間調整のために長時間停車を設定しています。
復路(新長洲保守基地→姪浜レールセンター)
復路は夕ラッシュ時間帯を過ぎてくる20時台以降に姪浜レールセンターへ戻るようにダイヤを組みました。
20:30に新長洲保守基地を出発し、橙線を下ります。復路では快速列車・各駅停車の先行となるようにダイヤを組み、往路にあったような途中駅での待避は無いように組みました。
諫早駅では時間調整のため、長時間停車をしています。
運用297B:伊万里保守基地輸送
運用297Bは緑線を保守する伊万里保守基地へレール輸送をする運用です。
橙線天神駅から緑線伊万里駅までは、マップ南部の新長洲操車場を経由して紫線へ入り、緑線へ転線して向かうルートとマップ北部の黒線唐津駅にてスイッチバックし、緑線へ入り、伊万里駅へ向かう2ルートが考えられました。
走行距離から考えると、北ルートの黒線唐津回りの方が短くて済むことから、北ルートを採用し、ダイヤを組むことにしました。
往路(姪浜レールセンター→伊万里保守基地)
唐津駅で引上線に入り、折り返して緑線に入ります。
唐津からは、緑線に入ります。緑線は特急列車、快速列車、各駅停車の3種別が走行しています。唐津~伊万里間は各種別毎時1本ずつの運転で、ダイヤには余裕があります。レール輸送列車は比較的空き時間のある時間帯を狙って走行させます。
伊万里駅到着直後、入換を行い、保守基地へ入ります。
復路(伊万里保守基地→姪浜レールセンター)
復路は夕ラッシュ時間帯を過ぎた21時以降から走行します。
21:10発にて伊万里駅を出発します。
運用297C:藤ノ木保守基地輸送
運用297Cは赤線・黄線を保守する藤ノ木保守基地へレール輸送をする運用です。
天神駅を出発した後、橙線の諫早駅まで上ります。諫早駅は赤線への連絡線を有する分岐駅であり、レール輸送列車はここで分岐します。連絡線内の新飯塚操車場を通過して赤線に入り、藤ノ木保守基地まで走行します。
往路(姪浜レールセンター→藤ノ木保守基地)
297C運用は297A運用スジの1時間後ろを走行します。
天神駅を11:40に出発し、297A運用の往路と同様に、北九州貨物ターミナル駅で快速列車の待避を行います。待避後は諫早駅まで向かいます。
諫早駅からは連絡線に入ります。
新飯塚駅の先、直方駅~藤ノ木駅間は黄線の列車も走行しており、毎時3本の列車が走行しています。赤線は新飯塚駅から藤ノ木駅まで待避設備が無いことから、新飯塚駅で時間調整して直方駅~藤ノ木駅間で定期列車に支障しないようにダイヤを引きます。
復路(藤ノ木保守基地→姪浜レールセンター)
復路は16時台に藤ノ木駅到着する貨物列車により、保守基地の線路を使用して機回しをする必要があることから、2時間ほどの停車時間で折り返します。
藤ノ木駅から新飯塚駅まで上り、連絡線に入ります。連絡線から先、諫早駅より橙線に入りますがこのまま走行すると夕ラッシュ時間帯(17~20時)に橙線内を走行することになります。
そこで、連絡線内の新飯塚操車場で超長時間停車とし、20時台まで待ちます。
20時終盤に差し掛かったところで、諫早駅に入ります。
レール輸送の運転日
各保守基地への運転日は週一日としました。
297A~Cの3つの運用を以下の曜日に割り当てて運転させます。
- 運用297A:月曜日 新長洲保守基地
- 運用297B:水曜日 伊万里保守基地
- 運用297C:金曜日 藤ノ木保守基地
A列車では、運用の始発駅が同一番線の場合、「通常ダイヤ」と「臨時ダイヤ」の2種しか設定できません。2運用までであれば問題ありませんが、3運用以上に就かせたい場合は工夫が必要になります。
3運用に就かせるために、姪浜レールセンターの各番線を使用します。
1日の運転が終了して姪浜レールセンターへ到着する際に出発時と異なる番線に到着するように設定します。各番線のダイヤを上記運用の始発時刻となるように設定すれば、別運用に就かせることができます。
そして運転日設定を上記運転日に設定することにより、1編成で複数運用に就かせつつ、隔日の運転とすることが可能になります。
図で示すと以下になります。図の上部が1番線です。1番線に297A運用のダイヤ、2番線に297B運用のダイヤ、3番線に297C運用のダイヤとなるように設定します。到着時にポイントの分岐設定を時間で振り分け、始発時と異なる番線に入れるようにします。赤矢印で示す経路が運用297Aでの走行経路です。297A運用終了後は2番線に入り、297B運用に就くようになります。これを297B運用、297C運用にも適用し、297A→297B→297C→297A...となるように運転させます。
まとめ
レール輸送列車第1弾として、2編成のうち、1編成目をご紹介しました。
2編成目で残りの保守基地へのレール輸送ダイヤを組んでゆきます。
2編成目も姪浜レールセンターを拠点として各保守基地へ走行するダイヤとする予定です。
以前の記事でご紹介した全線検測列車*1に続き、事業用列車がさらにマップ内に追加されました。
旅客列車以外に、貨物列車、検測列車、工事列車とマップ内を走行する列車が賑やかになってきたように感じます。
もっと充実させてゆきたいところですね。
それでは。
*1:検測列車についてはコチラ→ A列車で行こう9 全線検測列車の運転計画