レール輸送列車(工臨)ダイヤを作る、第2編成についてまとめます。
第1編成で回らなかった残る3箇所の保守基地に対するレール輸送列車をご紹介します。
【目 次】
作成するダイヤについて
レール輸送列車は日中帯を狙って運転するようダイヤを作成します。旅客列車の本数が多い過密な線区においては、列車運転本数が減る最終列車に近い時間帯とします。
運用は1日又は2日としてかけて計画します。
各所在地とレールセンターについての詳細は前回記事をご覧ください。
車両運用と箱ダイヤ
第2編成はゲーム内での編成番号に298を割り当てました。
298編成の運用は3運用としました。
運用298Aは青線・紫線香椎操保守基地までの行路、298Bは緑線新前橋保守基地までの行路、298Cは橙線・黒線の北九州貨物タ保守基地の運用です。
香椎操車場は姪浜レールセンターから最も遠い箇所になるため、香椎操車場で夜間滞泊を行い、翌日戻る運用となりました。箱ダイヤ上には翌日渡りの運用を示す"〇ヨ"表記で表しています。
走行経路
編成298の走行経路はマップ上に示すと、以下となりました。
香椎操保守基地および新前橋保守基地まではマップ南部の橙線⇔紫線の連絡線を経由して青線・緑線へ向かいますので、走行距離が長めになっています。
各運用のダイヤグラム
運用298A:香椎操保守基地輸送
298A運用は青線・紫線の線路保守を担当する香椎操車場構内の保守基地に向けてレール輸送を行う運用です。
姪浜レールセンターから橙線を上って新長洲操車場へ向かい、紫線に入ります。
紫線から青線に入り、香椎操車場構内と線路が接続されている吉塚駅へ向かいます。
香椎操車場にてレール荷下ろしを行い、そのまま夜間滞泊します。
翌日、吉塚駅まで回送し、来た道を帰ります。
ダイヤグラムで示すと以下となりました。橙線・青線についてそれぞれのダイヤグラムを示します。
橙線における往路・復路のダイヤグラムを以下に示します。ダイヤグラム上で298A運用の往路は上り、復路下りです。
レール輸送列車は赤色太線で示します。
レール輸送列車以外の列車種別による線種・色については、
- 特急列車は赤色実線
- 快速列車は青色実線
- 普通列車は黒色実線
- 臨時列車は緑色破線
- 貨物列車は茶色実線
- 他線からの直通列車はピンク色
- 回送列車は黒色破線
で記載しています。
続いて、青線におけるダイヤグラムです。
往路は下り、復路は上りになり、橙線と逆になります。
往路(姪浜レールセンター→香椎操保守基地)
往路の列車ダイヤについて解説します。
天神駅を11:40発にて出発し、橙線を上ります。
諫早駅まで上ってしまうと、諫早駅にて先行する普通列車が快速列車の待避を行う関係でレール輸送列車は入線できず詰まってしまうため、北九州貨物ターミナル駅にて後続の快速列車に対する待避を行っています。
諫早駅にて時間調整を行った後、連絡線のある熱海駅まで向かいます。
熱海駅からは連絡線に入り、紫線へ入ります。
原田から吉塚までのダイヤは検測列車ダイヤと同様の時間帯を走行させます。
検測車の運転日は日曜日、レール輸送列車の運転日は火曜日ですので、
運転日が互いに異なることから同一時間帯の時刻で運転させています。
列車スジの傾きに違いがあるのは車種の違いにより、最高速度が異なるためです。
復路(香椎操保守基地→姪浜レールセンター)
香椎操車場にて夜間滞泊を行った後、朝ラッシュ時間帯を過ぎてから姪浜レールセンターへ向かいます。
吉塚駅に10:07に入線し、9分の停車で出発します。
後続に特急列車が迫っているため、途中の隼人駅にて待避します。
待避後、佐賀駅で時間調整をした後、原田駅から紫線に入り、橙線との連絡線を走行して熱海駅まで走行します。
橙線内は待避することなく天神駅まで走行し、姪浜レールセンターへ戻ります。
運用298B:新前橋保守基地輸送
運用298Bは緑線新前橋保守基地へレール輸送を行う運用です。
姪浜レールセンターから橙線熱海駅まで走行し、紫線へ接続する連絡線に入ります。紫線からは黒崎駅で緑線へ転線し、新前橋保守基地のある新前橋駅まで走行します。
新前橋保守基地でレールの積み下ろし作業を終えた後、同日中に姪浜レールセンターまで同一経路で戻ります。
往路(姪浜レールセンター→新前橋保守基地)
往路の橙線は前回記事でご紹介した297A運用と同様のスジで熱海駅まで上ります。
天神駅10:40発のスジを運転日違いを利用して298B運用に採用します。
熱海駅から紫線の連絡線に入り、新長洲操車場へ向かいます。
橙線往路のダイヤグラムを示すと以下になります。
298B運用に適用するレール輸送列車は赤色太線で示します。297A運用のスジに乗せていることが分かります。
そのほかの列車種別の色は298A運用の中で述べた配色と同様になります。
新長洲操車場からは紫線に入り、黒崎駅で緑線に入ります。
緑線は特急列車、快速列車、普通列車の3種別が走行する路線で、1時間あたり4本の列車が走行しています。
レール輸送列車は通過駅が多く設定されている列車なので優等列車の後続列車になるよう、特急列車と快速列車の隙間に入れるようにしました。
緑線のダイヤグラムを示すと以下になります。
13:52に隣町駅から下る特急列車の後続となるように黒崎駅で紫線から転線させます。
新前橋駅到着後は3分停車の後、保守基地へ向けて駅を出ます。
復路(新前橋保守基地→姪浜レールセンター)
復路は夕ラッシュのピークを過ぎてきた時間帯から新前橋駅を出発させます。
緑線ダイヤグラムを以下に示します。
新前橋駅の出発は20:50としました。ダイヤグラム上はさらに10分ほど早められるように見えます。ところが、新前橋駅の上り本線・上り副本線は全て満線状態で、レール輸送列車の入線するタイミングがありませんでした。この時間の新前橋駅は日向方から新前橋駅止まりの普通列車が20:39着で走行してくるほか、先行の普通列車により上り本線と上り副本線が満線となっていました。
新長洲操車場からは橙線のダイヤとなります。
橙線のダイヤグラムを以下に示します。
新長洲操車場出発時点ではレール輸送列車の後続を貨物列車が追いかけるダイヤとなっています。レール輸送列車は桂川駅で長時間停車を行い、貨物列車に追い越されます。桂川駅から天神駅までは貨物列車の後を追うように走行します。
復路橙線ダイヤの見直し
当初は貨物列車が桂川駅で長時間停車をして桂川駅から北九州貨物ターミナル駅までを赤太線のスジで走行するダイヤとしていました。
レール輸送列車を新長洲操車場から天神駅までの全ての区間で貨物列車の先を走行させると、さらにその先を走る普通列車に追いついてしまうことが分かり、桂川駅での待避を貨物列車からレール輸送列車へ変更することにしました。
貨物列車は固定パターンダイヤではないため、このようなダイヤ調整がし易いですね。
運用298C:北九州貨物タ保守基地輸送
運用298Cは橙線北九州貨物ターミナル駅構内にある保守基地へのレール輸送です。
マップ内の保守基地全6か所へ行うレール輸送のうちで最も近距離な運用です。
往路(姪浜レールセンター→北九州貨物タ保守基地)
往路は天神駅を12:40に出発します。待避を途中行うことなく、北九州貨物ターミナル駅まで走行します。
復路(北九州貨物タ保守基地→姪浜レールセンター)
復路は夕ラッシュが始まる直前に天神駅へ戻るダイヤとしました。
保守基地での2時間以上の作業時分を確保した上で、北九州貨物ターミナル駅を16:33発で戻ります。
298C運用のダイヤグラムを示すと以下となりました。298C運用は橙線のみの運用です。
298C運用終了後、車両の洗車を行ってから姪浜レールセンターへ戻ります。
298編成レール輸送の運転日
298A~Cの3つの運用を以下の曜日に割り当てて運転させます。
- 運用298A:火曜日 香椎操保守基地
- 運用298B:木曜日 新前橋保守基地
- 運用298C:金曜日 北九州貨物タ保守基地
運転日の曜日設定と発車時刻については、編成297で適用した方法*1と同様に、姪浜レールセンターの着発番線を曜日ごとに変えることで行います。
姪浜レールセンターの在線表
第一編成(297編成)と第二編成(298編成)の2編成は姪浜レールセンターの着発番線を曜日ごとに変えることで1列車に対して複数運用を適用してきました。
ここで注意しなければならないのは、2つの編成が日によって運用後に停車する番線が異なるため、誤った運用設定により同日に同一番線に戻ってきてしまう恐れがあるということです。
そこで姪浜レールセンター駅の在線表を作成し、297編成と298編成の停車が干渉しないようにしました。
横軸を時間、縦軸が各番線です。四角で囲い表記のある部分は車両が在線している時間帯を示します。
まとめ
第2編成の投入を以て計画した全6か所の保守基地に対するレール輸送列車が設定できました。
前回記事から時間が経過してしまいましたが、レール輸送列車に関する記事を全てまとめることができました。
事業用列車は旅客列車とも貨物列車とも異なる目的で、ダイヤを作成したので一味違う感覚でした。
次回はどのような列車を設定しましょうか。。
まだまだダイヤには余裕があります。
新たに設定する列車のある度にこのブログで報告できればと考えてます。
それでは。
*1:前回記事:レール輸送(工臨)ダイヤを作る(第1編成)の「レール輸送の運転日」を参照