Interlocking’s blog

鉄道信号・模型などなど趣味活録

開業初日に西九州新幹線に乗車しました

2022年9月23日、西九州新幹線(武雄温泉~長崎)が開業しました。

開業初日に早速乗ってきました。

今回は開業初日に乗車してみることにしました。

これまで北陸新幹線延伸開業や、北海道新幹線開業などの各地新幹線の開業が続いてきましたが、出発式をメディアの報道で見る限りでありましたので、開業当日に現地へ赴くことにしました。

 

9月23日、開業初日の午前5時の長崎駅前です。まだ周囲は日の出前で真っ暗です。

長崎駅の地上ホームがあった場所は屋根付きの仮設通路となっています。

 

駅へ近づくと、1番列車に乗車しようとする人が列を成していました。

新幹線14番のりばには1番列車となる列車が前日のうちに入線し、待機していました。

 

長崎駅の中は開業式典に出席する関係者、報道関係者、1番列車に乗ろうとする乗客、入場券で1番列車を見送る見物人で早朝にも関わらず、とても賑わっていました。自由席に乗ろうとする乗客は230人までに制限され、自由席を勝ち取るために長い行列が出来ていました。

 

在来線券売機付近には西九州新幹線開業日までのカウントダウンをする電光掲示板が立っていました。

表示は開業当日を示す”残り0日”で、開業日を迎えたことを実感できます。

平成20年4月28日に起工式*1が執り行われてから、14年5か月の歳月で開業となりました。

 

1番列車の改札前の発車標です。行き先は博多行表示でした。

西九州新幹線は長崎~武雄温泉駅間ですが、停車駅案内はあたかも新幹線が博多駅まで直通するかのごとく、武雄温泉駅から先のリレーかもめの停車駅も連続して案内されていました。

 

入場券で改札内に入ります。改札内コンコースでは開業式典が行われていました。

開業式典終了後に撮影したパネルです。


ホーム上へは入場制限がかかり、1番列車のかもめ2号に乗車する乗客のみ、13・14番のりばへの入場から許されていました。

入場券で入場した見物人(私も含む)は11・12番のりばに誘導され、1番列車の見送りを遠目から見ることになりました。

 

かもめ2号の表示は青字に「博多行」でした。武雄温泉行ではないのですね。

 

出発時刻が近づき、テープカットが行われて、多くの観衆がいる中、

かもめ2号は長崎駅を出発してゆきました。

 

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一番列車を見送った後、長崎発かもめ14号に乗車しました。

 

乗車した車両は5号車の自由席。

座席は東海道・山陽系統と異なり、黄色の座席です。東海道・山陽系統で投入されているN700Sと同様に、各席にコンセントがあります。

大村湾が見渡せる席は2列シートで、D・E席となります。


座席テーブル背面に記載されている車内の案内です。

この案内では1号車側を長崎、6号車側を武雄温泉の記載でした。

 

9:14に定刻で出発。

新大村を過ぎると、車窓は進行方向左手に大村湾が見えてきます。

 

開業日の9月23日はやや雲が多く霞んでいましたが、快晴であれば西彼杵半島が良く見えそうですね。

長崎駅を出発して乗車すること31分で終着の武雄温泉駅に9:45到着です。

長崎~武雄温泉間の営業キロは69.6キロと短く、あっという間に着いてしまいました。

 

武雄温泉駅に到着すると、対面乗換ホームとなる3番のりばには特急みどり(リレーかもめ)14号が停車していました。

車両側面の表示はみどりに括弧書きで(リレーかもめ)の表示があります。

車両は885系。所謂、”白いみどり”の誕生です。

 

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9月23日に開業した西九州新幹線長崎~武雄温泉駅間は営業キロ69.6キロ*2JR九州営業キロが追加となりました。

開業初日に乗車し、JR九州の乗り潰し率100%を維持できました。

JR九州の乗り潰し率(乗り潰しオンライン様より)

いろいろと言われている西九州新幹線ですが、今回の開業により博多~長崎間の乗車時間30分短縮した効果は大きいと感じています。

新鳥栖武雄温泉駅間はどうなるのか注目してゆきたいところですね。

 

それでは。