Interlocking’s blog

鉄道信号・模型などなど趣味活録

Tomix DE10をM-13モーターに交換

TomixのDE10-1000(貨物更新色)の調子が悪くなってきたため、M-13モーターに交換しました。

M-13モーターについて

Tomixの古い製品ではM-9モーターが使用されており、このM-9モーターは購入直後に不調になりやすいモーターでした。

当機関区所属のDE10-1000(貨物更新色)もM-9モーターを使用した製品でした。

購入してから数年、しばらくは安定動作を続けていましたが、台車の汚れを磨いても改善が見られず、モーター交換に至りました。

 

M-13モーターへの交換作業は過去に583系を交換していますので電車に対しての交換については下記記事をご覧ください。

interlocking.hateblo.jp

DE10のM-13モーター

DE10に使用できるM-13モーターは他の機関車と異なり特殊で、TYPE4のモーター(品番0619)を購入する必要があります。

モーターは各種模型店で写真のように販売されています。

 

交換作業

交換作業は特殊な工具は必要とすることなく、作業ができます。

慣れれば10分もかからないです。

 

M-13モーターを箱から取り出します。

M-13モーターは青色の蓋となっています。(M-9モーターは黒色です。)

 

機関車を分解してゆきます。運転台、前後車体の順に取り外します。

 

車体を全て外した後、台車を外し、台枠とモーターが搭載された機構部に分解します。

 

モーター部の天井と底面にある緑色のカバーを外します。

 

このカバーを外すと、機構部が2つに分解できます。

 

モーターをM-13モーターへ交換します。

モーターの取り付け方向には向きがあるので、向きに注意して取り付けます。

誤った方向で取り付けると金具の溝に正しくはまりません。

 

モーター交換と同時に、台車から集電する集電バネの汚れを拭いておきます。(写真赤丸)

この集電バネに汚れが付着すると、集電性能が悪化します。


拭きとりを終えたら元に戻してゆきます。

写真はモーター機構部を側面から写したものです。

 

分解した順序と逆の順序で組み立てます。

機構部を車体にはめ、台車、ボディの順で組み立てます。

組み立て終えて、モーター交換作業完了です。

 

交換後

交換後は走行中に急停止することや、急減速するような挙動をすることなく、安定しました。

やはり台車の集電汚れではなく、モーター起因だったようです。

 

おわりに

M-13モーターは最近の新製品では既に実装されており、この記事のような交換作業はありません。

交換パーツの販売は在庫切れになることがあり、在庫欠品の時期にモーター故障を起こすとしばらくの間、運転不能に陥ります。

多くの車両を抱えている方は多めに確保しておいて良いかもしれませんね。

 

それでは。