Interlocking’s blog

鉄道信号・模型などなど趣味活録

進路の使用停止機能

我が家の連動装置に進路の使用停止機能を設けることにしました。

【目 次】

進路の使用停止機能について

鉄道模型を運転していると、レールトラブル等により特定の進路を制御できないようにしたい時があります。主にある例が、ポイント切替の故障です。ポイントレールの転換不良で正しい方向へポイントが向かないことがあります。

このような時に不調な線路を通過する進路の使用を取りやめる使用停止機能があると便利です。

使用停止機能は連動装置の動作を変更するほどではなく、一時的に使用を止めるようなときに指定の進路を制御できないように無効化します。

運転中の一時的な使用取り止めとして、”線路閉鎖”としても使用でき、レール汚れ拭き等でも使用できる機能としました。

この機能はパソコンアプリケーション上で使用停止を行うものとし、レイアウト上のレールや機器に対しては特段の改良作業を必要としないように実装しました。

 

動作について

使用停止する進路は進路の始点となる発点てこ若しくは終点となる着点ボタンで指定します。

実際に使用停止操作を行うとてこの上に「使用停止」の表示が現れ、

指定のてこを起点とする進路は全て使用停止となります。

 

この使用停止を行っている状態で使用停止中の進路を制御しようと、てこを選択すると、以下の警告が出ます。

このように、使用停止中は進路の制御ができないようになります。

これで車両が進入することなく、安心してレール磨き等の作業をすることができます。

 

着点ボタンの使用停止

着点ボタンの使用停止を行うと、発点てこから使用停止中の着点ボタンに向かう全ての進路の取り扱いができなくなります。

図は入換標識てこ47を選択し、着色ボタンを選択しようとしている時の画面です。本来であれば入換標識てこ47はM着点へ向かう進路が設定できるてこです。M着色ボタンを使用停止処置としておくと、進路設定可能な水色表示が消え、デフォルト色の灰色のままとなり、信号扱い者に対して進路設定できないように表示します。

 

おわりに

これまでは画面上に使用停止中の文字を描くのみの機能でしたが、発点てこと着点ボタンに使用停止機能を実装したことにより、誤扱い防止を連動装置の機能として組み込まれることになりました。

この機能は1人の運転時の時よりも複数人で運転会を行うような場面で効果を発揮します。複数人での運転の際は、1人はパワーパックで車両を動かし、もう1人が信号扱いを行うということがあります。

このような状況下で運転士が使用停止中の線路へ入ろうと進路要求をかけることに対して防ぐことができます。

 

使用停止しておくと、不調なレールのレール交換でレイアウトからレールを切り離しておいても安心です。また1つ、連動装置による模型運転の安全性が向上できたかと思います。

また機能拡充したらここでご紹介したいと思います。

それでは。