Interlocking’s blog

鉄道信号・模型などなど趣味活録

1983年夏の北海道を完全制覇する(ルート編4〆)

新・北海道4,000km完全制覇、ルート編3に続いてその4です。

当記事でついに北海道完全制覇です。

【目 次】

ルート編4

ルート編4では残った道東と札幌近郊の路線を制覇してゆきます。

 

攻略方針・ルート編3については前回記事をご覧ください。

★攻略方針

interlocking.hateblo.jp

 

★ルート編3

 

以降は、各日程の攻略ルートです。

 

20日目(8月25日)

20日目は最東端の根室を目指します。

発駅 発時刻 着時刻 待ち時間 着駅 補足
白糠 6:33 7:17 0:10 北進  
北進 7:27 8:10 0:07 白糠  
白糠 8:17 9:00 0:06 釧路 釧路駅弁1/2・写真のみ
釧路 9:06 11:47 0:45 根室標津 急行 標茶中標津長停車
根室標津 12:32 13:02 0:26 中標津  
中標津 13:28 14:30 0:43 厚床 厚床駅弁(制覇)
厚床 15:13 15:56 0:49 根室 急行
根室 16:45 17:30 0:15 納沙布岬 周遊指定地
納沙布岬 17:45 18:30 1:06 根室  
根室 19:36 20:54 0:20 浜中  
浜中 21:14 22:03 7:55 落石 野宿

19日目に行程を終えて、札幌から急行まりもに乗車し、白糠で下車します。

白糠線を完乗すると、チャレンジ4000kmが30区間に達します。

 

白糠線を往復し、釧路から急行しれとこで根室標津へ向かいます。

急行しれとこ乗車までの乗換時間は6分と短いため、釧路では写真駅弁1個のみ購入し、別日で残りを確保します。

標津線を終え、根室へ向かいます。納沙布岬を往復後、落石で行程を終えます。

 

落石は宿泊が3割引で泊まれますが、健康度が十分にあるので、ここでは野宿します。

 

21日目(8月26日)

21日目は根室本線の釧路以東と釧網本線に乗車してゆきます。

発駅 発時刻 着時刻 待ち時間 着駅 補足
落石 5:58 6:29 0:04 厚床  
厚床 6:33 7:03 1:24 別海  
別海 8:27 8:58 0:20 厚床  
厚床 9:18 9:35 0:03 浜中  
浜中 9:38 9:58 1:32 霧多布 周遊指定地
霧多布 11:30 11:55 1:11 浜中  
浜中 13:06 16:07 0:00 厚岸 厚岸駅弁3種(制覇)
厚岸 16:07 17:03 0:02 東釧路 上尾幌瞬時降り(入場券購入)
東釧路 17:05 17:21 0:14 釧路 タクシー、釧路駅弁2/2(制覇)
釧路 17:35 21:28 0:02 斜里 弟子屈、川湯、緑長停車
斜里 21:30 22:17 7:23 網走 野宿

落石を出発後、霧多布へ向かい、周遊指定地を巡ります。

厚岸で下車し、駅弁3種を一気に平らげます。落石から乗車の食事を最小限に抑えることで空腹状態にしておき、0に近い状態で喫食すれば健康度が下がる懸念もありません。

厚岸を発つと上尾幌の3分停車で瞬時下車し、入場券を確保します。

東釧路で下車して写真撮影をした後はタクシーで釧路へ向かいます。

東釧路~釧路間を徒歩で移動すると間に合わないため、ここではタクシーを使用します。

残る駅弁とスタンプ・入場券を確保し、網走方面へ向かいます。

 

網走までの普通列車は途中、弟子屈、川湯、緑と各駅で長時間停車をするため、

全ての駅でスタンプ・入場券を確保してゆきます。

斜里に到着すると2分で網走行が出発してしまうため、スタンプ・入場券共に確保すると乗り遅れます。スタンプ又は入場券のどちらか一方にするか、又はどちらも別日とした方が無難です。

網走到着時、衛生度が低下していますが22時を過ぎているため、銭湯に入ることが出来ません。止む無く翌日まで我慢します。

 

22日目(8月27日)

22日目は根室本線の釧路以東と釧網本線に乗車してゆきます。

発駅 発時刻 着時刻 待ち時間 着駅 補足
網走 5:40 6:07 0:05 美幌 急行
美幌 6:12 7:15 0:45 北見相生 津別長停車
北見相生 8:00 8:25 1:15 阿寒湖 周遊指定地
阿寒湖 9:40 10:50 1:32 弟子屈 弟子屈駅弁(制覇)
弟子屈 12:22 13:56 0:14 斜里  
斜里 14:10 16:06 0:14 羅臼 周遊指定地
羅臼 16:20 17:40 0:03 根室標津  
根室標津 17:43 19:33 0:04 標茶 西春別長停車
標茶 19:37 20:21 0:19 塘路 タクシー
塘路 20:40 21:20 1:15 釧路  
釧路 22:35 2:09 0:21 新得 急行

網走で野宿した後、急行大雪で美幌へ向かい、相生線に乗車します。

津別で長時間停車をするので、入場券・スタンプを回収します。

北見相生から阿寒湖経由で弟子屈へ抜けます。

弟子屈から知床半島へ向かい、羅臼経由で根室標津へ向かいます。

根室標津では3分乗換と短いため、売店での購入は根室標津へ到着する前の途中経路上で寄り道しておきます。

20日目で降りなかった標津線西春別で長時間停車するため、入場券・スタンプを確保して、標津線を制覇します。

標茶到着後はタクシーで塘路へ先行します。ここでタクシーを使わないと釧路から乗車する急行まりもに間に合わなくなるため、4000円ほど費用がかかりますが、強行します。

釧路では1時間弱あるため、銭湯に急いで入り、衛生度を回復させます。

釧路からは急行まりもに乗車し、新得折り返しを行った後、翌日の行程へ繋ぎます。

 

23日目(8月28日)

23日目は残る根室本線の途中駅と札幌近郊の降りつぶしをします。

発駅 発時刻 着時刻 待ち時間 着駅 補足
新得 2:30 4:05 2:26 池田 急行
池田 6:31 7:53 1:08 音別  
音別 9:01 11:41 0:44 帯広

浦幌瞬時降り(入場券)

池田駅弁2/2(制覇)

帯広 12:25 15:40 0:26 札幌 特急、札幌駅弁6/6(制覇)
札幌 16:06 16:19 0:17 新札幌  
新札幌 16:36 16:41 0:12 白石  
白石 16:53 17:12 0:39 江別  
江別 17:51 18:20 4:47 岩見沢 岩見沢駅弁4/7
岩見沢 23:07 1:34 1:25 当麻 急行旭川駅弁3/4

急行まりもで新得に向かい、折り返した後は池田で下車して、残る根室本線の浦幌、音別に下車します。

池田で急行まりもを見送った後、2時間後の普通釧路行で音別まで向かい、折り返して浦幌で下車します。浦幌は3分の停車で入場券を確保します。

池田での長時間停車を使い、残った駅弁の2個目を確保して帯広まで向かいます。

帯広に到着で道東の地域は全て制覇になります。

帯広からは特急おおぞらに乗車して札幌へ出ます。札幌の駅弁を制覇した後、

残った新札幌、白石、江別の順に下車してスタンプ・入場券を確保します。

岩見沢まで向かい、全7種のうちの4種目までを一度に平らげてゆきます。

岩見沢で駅弁購入を続けるため、23:07発の急行大雪まで待機します。

急行大雪に乗車後は旭川へ向かい、旭川での長時間停車を使って、旭川でも駅弁を1個確保します。

石北本線の当麻まで向かい、折り返しの急行大雪札幌行で旭川へ戻ります。

 

24日目(8月29日)

24日目は層雲峡、温根湯の周遊指定地を巡ります。

発駅 発時刻 着時刻 待ち時間 着駅 補足
当麻 2:59 3:23 3:09 旭川 急行
旭川 6:32 8:24 3:15 中越  
中越 11:39 11:57 0:28 上川 上川駅弁(制覇)
上川 12:25 13:00 1:05 層雲峡 周遊指定地
層雲峡 14:05 16:18 0:42 留辺蘂 温根湯瞬間降り、周遊指定地
留辺蘂 17:00 17:51 1:10 遠軽 AMラジオ
遠軽 19:01 21:16 5:59 旭川 急行旭川駅弁4/4(制覇)

旭川で写真撮影後、中越まで向かいます。中越での折り返しは3時間ありますが、ここで待機します。

上川の駅弁1種を購入して層雲峡へ向かいます。

層雲峡から留辺蘂行の道北・北見バスで留辺蘂へ抜けますが、温根湯で一瞬降りることが出来、温根湯にも周遊指定地到達できます。

温根湯の到達すると周遊指定地25箇所到達報酬として30000円を受け取ることが出来ます。周遊指定地はあと1箇所となります。

留辺蘂からは旭川へ向かいますが、途中、遠軽駅外でAMラジオを購入しておきます。

旭川へ向かい、残る駅弁4種目を購入して制覇します。

旭川での待ち時間を利用して、銭湯に入っておきます。

 

25日目(8月30日)

25日目は函館本線の小樽方面へ向かいます。

発駅 発時刻 着時刻 待ち時間 着駅 補足
旭川 3:15 5:56 0:07 札幌 急行
札幌 6:03 6:55 0:17 小樽 小樽駅弁1/2
小樽 7:12 7:45 0:57 余市  
余市 8:42 9:28 1:21 小沢  
小沢 10:49 12:14 0:46 小樽 小樽駅弁2/2(制覇)
小樽 13:00 13:30 0:05 朝里川温泉 周遊指定地(26箇所制覇)
朝里川温泉 13:35 14:05 0:34 小樽  
小樽 14:39 15:21 0:26 桑園 写真
桑園 15:47 15:51 0:09 札幌  
札幌 16:00 16:32 0:43 岩見沢 特急岩見沢駅弁5/7
岩見沢 17:15 18:07 1:04 深川 急行深川駅弁1/2
深川 19:11 20:30 0:15 幌加内 鷹泊長停車

旭川から急行利尻で札幌へ向かいます。小樽で下車後、駅弁を確保しつつ、余市、小沢と順に向かい、函館本線を完乗します。函館本線完乗で4000km踏破区間40区間に達し、残る区間深名線札沼線のみになります。

小沢から小樽へ戻り、駅弁の2種目を購入して制覇し、最後の周遊指定地である朝里川温泉へ向かいます。朝里川温泉到達で全26箇所を訪問となり、画面の表示にマークが点灯します。

その後、桑園で一度下車して写真と入場券を購入します。桑園は札沼線との分岐駅であり、4000km踏破の対象駅になっています。最終日の札沼線乗車時の下車を省略するために、先行して下車しています。

札幌からは岩見沢、深川へ向かい、駅弁を集めます。

深川からは深名線に入り、朱鞠内手前の幌加内で下車して25日目の行程を終えます。

25日目を終了すると、所持金が10万円の大台に乗ります。

 

...25日目の続き

幌加内で野宿といきたいところですが、翌日の行程のため、朱鞠内の始発に乗りたいところ。

ですが、幌加内到着時点で深川方面、名寄方面共に最終列車が出発しており、この日の列車はもうありません。

そこで幌加内から朱鞠内まで35kmの道のりを徒歩で移動します。

所要時間は約502分、8時間22分です。

全行程の中で最もハードな移動です。

 

26日目(8月31日)

26日目はいよいよ最終日です。最後に残った札沼線を終えて4000km踏破完乗し、札幌へ戻ります。

25日目は幌加内から朱鞠内までの35kmの徒歩移動したおかげで、朱鞠内の始発列車に乗車できます。

発駅 発時刻 着時刻 待ち時間 着駅 補足
幌加内 20:45 5:08 1:49 朱鞠内

徒歩35km、

スタンプ150個制覇)

朱鞠内 6:57 7:57 0:32 名寄  
名寄 8:29 9:37 0:08 朱鞠内  
朱鞠内 9:45 11:47 0:15 深川 深川駅弁2/2(制覇)
深川 12:02 12:49 0:26 岩見沢 岩見沢駅弁7/7(制覇)
岩見沢 13:15 13:50 0:13 滝川 滝川駅弁2/2(制覇)駅弁89種制覇
滝川 14:03 14:16 0:19 新十津川 タクシー
新十津川 14:35 15:39 2:22 石狩月形 浦臼長停車
石狩月形 18:01 19:28 1:07 新琴似

石狩当別長停車、

入場券187枚制覇

新琴似 20:35 20:47   札幌 42区間踏破 Complete!!

朱鞠内の改札口が開放されると、スタンプを押印し、スタンプ全150個制覇となります。

朱鞠内の始発列車に乗車し、名寄へ向かいます。栄養ドリンクで健康度を回復した後、折り返して、深名線を完乗します。

深川からは残る駅弁全てを確保してゆきます。滝川の駅弁購入で、全89種制覇となります。

深川、岩見沢、滝川の順に向かい、滝川から札沼線へ向かいます。

 

滝川から新十津川はワイド周遊券で乗車できる国鉄バスや徒歩で連絡できますが、

この時間は丁度良い乗り合わせがないため、タクシーで移動します。

新十津川からは各駅を順に下車し、入場券を集めてゆきます。

 

新琴似に到着で、入場券全187枚制覇国鉄駅200駅制覇します。

 

新琴似20:35発が最後の列車です。

桑園に到着し、道内国鉄線の完乗4000km踏破全42区間完乗となります。

桑園は25日目で下車しているので、乗車を続け、札幌へ戻ります。

 

札幌へ戻り、全行程完了、全要素制覇ゲームクリアです。

 

所持金は118240円でクリアです。この記録は2023年11月13日に達成しました。

ワイド周遊券の有効期間最終日の8月31日でクリアとなりました。

着替えは最後の1枚であり、翌日の9月1日分はありません。また18きっぷは8月31日が発売日の期限ですので、9月1日以降も乗車を続けようとすると、8月31日中に18きっぷを窓口で確保する必要があり、

8月31日クリアはなんともギリギリなクリアでした。

 

公式サイトの完乗の記録ページを覗くと、8月6日スタートの縛りなしでは最高額の所持金でクリアできた模様です。

www.yos.ne.jp

なお所持金は栄養ドリンクの摂取やポテトチップスの喫食などで若干の前後があるので

1000円ほどは前後します。

 

 

おわりに

8月6日から全行程26日にかけて道内の全鉄道・周遊指定地を制覇しました。

駅弁、ルート検証、移動コストを調査しながらルート選定し、なんとかワイド周遊券の有効期限最終日の8月31日にて全ての要素をコンプリートして札幌到着することができました。

ゲーム内の列車ダイヤは1983年夏の北海道を再現しているので、当時でもこのルートでできたと思います。

ですが、このゲーム内の乗り鉄のように1日のうちに、駅弁5、6食を喫食すること、夜行折り返しで常に移動は苦行に等しいと思います()

26日間で宿泊したのは18日目の幌延のみであり、他は夜行列車による移動もしくは野宿で夜を明かしています。

終始健康度が低下した状態で栄養ドリンクで凌いでいたので、もう1泊くらい宿泊しても良かったのではと思ったりしました。

 

私がリアルでやったならば確実に行程途中で力尽きると思います。

 

さて、

ゲームの元となった1983年当時の北海度はおよそ4000kmの鉄道路線がありましたが、今やその営業キロ2,336.6km*1で、6割もありません。

今年度末には根室本線富良野新得間が廃止*2、2026年3月末(令和8年)には留萌本線石狩沼田~深川間も廃止*3になります。

一人の鉄道ファンとしては鉄路が無くなるのは寂しい限りですが、乗れるうちに乗っておきたいですね。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

以上で新・北海道4000kmの攻略ルートは終わりになります。

 

それでは。

 

*1:会社概要|企業|JR北海道- Hokkaido Railway Company北海道旅客鉄道株式会社:2023年11月23日閲覧

*2:根室線(富良野・新得間)の鉄道事業廃止届の提出について北海道旅客鉄道株式会社:2023年3月31日:2023年11月23日閲覧

*3:JR留萌本線の廃線について:広報るもい2022(令和4)年10月号:留萌市政策調整課:2023年11月23日閲覧