Interlocking’s blog

鉄道信号・模型などなど趣味活録

鉄道模型の進路制御システム ~概要編①~

自宅の鉄道模型レイアウトに導入している信号システムを紹介したいと思います。

 

当レイアウトは独自に製作した信号システムを導入しています。

画面デザインは実際の鉄道で使用されているCTC操作卓画面をイメージして設計・製作しています(図1)。

このシステムは列車が走りたい進路へポイントを開通させ、信号機の現示に従って運転できる機能を持ったシステムです。

連動機能、信号制御機能、自動列車停止機能、列車管理機能を有し、鉄道模型の安全運転で活躍しています。

 

装置を難しく言うと、「汎用型線区集中電子連動装置、兼運行管理装置」です。

ただ、このワードをいつも呼んでると長いので、私はこのシステムを「Nシステム」と呼称しています。

Nの由来はNゲージ規格で製作しているからです。(単純..汗)

 

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図1:制御卓画面

アイコンはこんな感じ(図2)。連動制御盤のてこをイメージしたアイコンです。

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図2:アプリアイコン

 

 システム構成はパソコン上で動作するwindowsアプリケーション(ソフト)、現場制御機器(ハード)で構成されます。図3にシステム構成図を示します。

 中継装置に接続できる台数は100台以上で、ヤード等の巨大なレイアウトに対応できる機能を有しています。

パソコン上のソフトウェアを親として、中継装置下の各装置を制御します。

一方、各装置からは、列車の在線情報などの情報をパソコン側ソフトウェアへ送ります。

 ポイント制御装置、フィーダー制御装置が「システムと分離可能」と記載しているのは、装置とポイント、フィーダー、パワーパックを接続した際の動作試験を考慮して独立制御できるように設計しています。

 

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図3:システム構成図

 このシステムの特徴は配線略図を自由に描くことができ、どんな複雑の配線も組むことができることが特徴です。例えば、品川の車両基地を描くと図4のようになります。

 

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図4:品川車両基地を描いた例

大変ざっくりな紹介ですが、今日はここまで。

概要編、機能編と書こうと思います。