Interlocking’s blog

鉄道信号・模型などなど趣味活録

鉄道模型の進路制御システム ~実用編②~ オフラインシミュレーション

今回はNシステムのオフラインモードによる試験についてお話します。

 

製作したアプリには配線略図に進路情報が正しく登録されているか、オフラインモードで試験することが可能になっています。オフラインモードとは現場機器とアプリとの通信を断絶し、現場機器へ制御をかけない状態を言います。

オフラインなので、現場の信号機の制御や転てつ器の転換はせず、各機器に電源が投入されていない状態でも進路制御できることを確認することができます。

 

オフラインモードにおいてもアプリ上でてこを倒し、進路開通をすることができます。進路設定時にアプリ上はオフラインであることを使用者に通知し、進路開通操作の確認を問いてきます(図1)。

 

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図1:オフラインモードによる試験

 

進路開通操作を行うと、現場扱いの転てつ器を除き、画面上の転てつ器の開通方向は

疑似的に所定の方向へ転換する表示になります(図2)。

 

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図2:オフラインモードによる進路開通後

内部の連動論理処理は現場機器との通信処理を除いて全く同一の動作をするようになっており、オンライン動作時と見た目はオンライン状態と同様に表示されます。

 

この機能はオフライン状態における試験を目的として実装したものですが、架空の配線略図についても進路開通操作ができるので、シミュレーターのような遊びも出来ます。

 

以上、オフラインシミュレーションのご紹介でした。

 

それでは。