広電宮島口駅が移転することを受けて、現地確認してきました。
【目 次】
広電宮島口駅移転について
広電宮島口駅は広島県の厳島港宮島口地区港湾整備事業*1に基づいて、宮島口駅の移転工事が進められています。
移転後の駅舎およびホームは現在位置より宮島寄りになります。
広電の公式ホームページには新駅舎イメージが公開されています(下記リンク)。
開業予定は2022年度末を予定しており、現在工事が進められています。
完成前に工事状況と現在の駅について確認してきました。
新駅舎の工事状況
新駅舎は骨組みで出来ていました。工事のバリケードで囲われていますが、
上部を確認することができます。写真は宮島フェリー乗り場口より写したものです。
完成は2023年を目指しているようです。これまでの歴史と今後について、工事バリケードに描かれていました。
続いて反対側(広島駅方)より確認してみます。
こちらは網フェンスとなっており、軌道敷設状況などより確認しやすくなっていました。
軌道工事はレールの敷設が始まっていました。
新駅舎内はまだ始まっておらず、駅舎の構築が終えてからなのでしょう。
近くにあった工事看板を確認すると、工事期間は2023年3月31日までの予定のようです。
新駅舎についてはこれから時々刻々と状況が変化してゆきそうですね。
現駅舎について
新駅舎移行後に現駅舎は取り壊されてしまうので、いろいろ撮ってきました。
反転フラップ式案内表示機
改札に入場してすぐ、反転フラップ式の先発・後発の案内表示機があります。
のりばが列車によって変わるので頻繁に変化を確認することができました。
反転フラップ式の動作時はこちら。
広電宮島口駅の反転フラップ式案内表示機。
— moimoi (@Interlocking_m) 2021年8月9日
4番・5番...? pic.twitter.com/q8tXnmQo5Z
tter.com/Interlocking_m/status/1424749352791134211?s=20
https://twitter.com/Interlocking_m/status/1424749352791134211?s=20
各のりばと設備について
宮島口駅ののりばは3番のりばまであります。
1番のりば
1番のりばは留置線2線へ入線できるようになっており、入換信号機には進路表示機が付いています。
2番のりば
2番のりばは背板の無い信号機が建植され、進行方向正面には向かず、線路よりに急な角度で建っています。
3番のりば
3番のりばから引上線間(写真右奥の線路)はパイロンが置かれて車両が進入できないようになっていました。しかし、入換信号機6Rは使用停止処置がされておらず、使用できるように見えました。
3番のりばと引上線間の転てつ器も使用停止処置はされておらず、頻繁に転換していました。
構内の速照ATS地上子群
各のりばの線路には速度照査用と見られる地上子が設けており、線路脇の看板が照査速度を示すのだとすれば、15Km/h用、11Km/h用、7Km/h用の順に車止めまで配置されてます。
写真には写っていませんが、15Km/hの手前には20Km/hもあります。
宮島構内2踏切
宮島口駅前の宮島構内2踏切です。自動車は国道2号線から進入のみの通行制限がかけられていました。
線路は右から順に使用停止している引上線、3・2番のりば間の亘り線、1番のりば、留置線2線です。
臨時信号機が建っていますが、制限速度は掲げておらず、速度は不明でした。
新旧切替点付近について
新宮島口駅と現駅との線路切替点付近は宮島ボートレース駅~現宮島口駅の間あたりと見えます。
宮島ボートレース駅付近は工事バリケードが設置されており、今後変化してゆくものと思われます。
まとめ
移転工事真っ只中の広電宮島口駅の移転工事は思っていた以上に進んでいた印象を受けました。
宮島口を訪れたのは6年ぶりで、フェリー乗り場も新しくなっていました。
次回訪問予定は未定ですが、訪れる機会があれば進捗状況を確認したいところです。
それでは。