お久しぶりです。久しぶりにレイアウトの記事を書きます。

現在、自宅に展開している鉄道模型レイアウトは現在の環境に移ってから3代目のレイアウトとして運用しています。
今回は、そのレイアウトの内容をご紹介します。
【目次】
3代目レイアウトについて
3代目のレイアウトは本線が2本の複線レイアウトとして構築しています。
レール配置はこれまでの配置を白紙とし、全て見直して、敷設し直しています。
これまでのレイアウトは駅構内の配線や留置線の多数なポイントレールを配置していましたが、本線の路線長は短く、1周が短いレイアウトでした。
今回のレイアウトでは、本線の路線長をなるべく長くすべく、高架線区間を以前より延長することとしました。
レイアウト寸法
レイアウトボードの寸法は以前から変えず、
横3300mm x 縦2300mm
の寸法で、L字レイアウトとして構築しています。
レイアウトボードの寸法の詳細については過去記事をご覧ください。
外観写真
L字長辺側
L字の長辺側です。

手前に駅を配置し、待避線を有する旅客駅です。また留置線を有し、車両の載せ替えや運転する車両の交換をします。
本線は駅を出たあと、地上を少々走行した後に勾配区間を経て高架区間となります。勾配はTomixの標準勾配の1/2として設計し、長編成で登坂が厳しくならないようにしています。以前のレイアウトでは、高架線を用いてはいたものの、地上線と立体交差させることでL字形状となっているレイアウトボートの外周を回り、地上線と交差したら直ぐに降りていたため、レイアウトボードの外周1周に少し足した長さしか本線の路線長がありませんでした。
今回は、駅部分の裏手に高架線を通し、一度L字の長辺側を周回してから短辺側に回る高架線とし、実質レイアウトボード外周2周分となる路線長となりました。
L字短辺側
L字の短辺側です。
こちらは駅から伸びる留置線と本線の高架線が180度回る区間になります。

駅部写真
駅構内で本線から留置線への分岐、本線と待避線の分岐となる箇所の写真です。
駅構内は写真上部のシーサスクロッシングから始まり、曲線レールで180°曲がり、ホーム手前で留置線に分岐する転てつ器を超えて、ホームに入ります。

留置線とホームへ分岐する付近の写真です。最奥が本線と分岐する転てつ器です。高架線を避けながら、最近販売されたC541-7.5レールを用いて7.5°の角度で留置線に入ります。

もう一方の駅端部は写真下部の駅ホームから本線へ合流する転てつ器と、本線同士を渡る渡り線をカーブポイントを使用して配置しています。このような配置とした理由は、機回しをできるようにするためで、詳細は後述します。
高架線は地上線の駅構内の線路を避けて内側を走り、地上に降ります。
配線略図
下図に今回のレイアウトの線形を簡略化した配線略図を示します。

配線略図は、横方向に直線的となるように表現し、レイアウトでの運転がどのように行われるか、見やすくしています。実際は、高架線による地上線との立体交差やL字レイアウトに収まるように90°や180°の曲線が駅構内途中にありますが、この図では表現を省略しています。
今回のレイアウトは待避線を含む2面4線の駅に、留置線と配置し、本線間はシーサスクロッシング(ダブルクロス)と渡り線によって、車両を人の手で載せ替えることなく、本線間での車両交換ができるようにしています。
なお、今回のレイアウトも、自作の信号制御システムである、電子連動装置を導入して進路の制御と車両の運転を行うため、配線略図には各種信号機と軌道回路を明記しています。
配線略図の見方に関して、簡単な説明ですが、○○Tは軌道回路を表します。車両の在線位置の検出範囲はこの軌道回路に従います。構内の入換えは全て入換標識(線路表示式)、所謂線標で運転します。
線標で入換えを行うことを配線略図で示す場合、進路の発点となる箇所に△記号を図上に配置して、入換標識の進路始点であることを示します。例として、駅ホームがある1~4番線から留置1~4番線の各線へ車両の移動を行う場合、軌道回路5LATまで入換標識15~19Lで車両を移動させ、次に入換標識23Rで留置線へ移動させるという取扱いとなります。この時、入換標識(線路表示式)で入換えを行う場合においては入換標識1Kに開通している線路が表示されます。
有効長
このレイアウトにおける有効長は20m車で12両としました。手持ちの車両で最長はコンテナ貨物26両になりますが、有効長を26両とすると、L字レイアウトの寸法に入りきらないほか、本線の閉そく数が少なくなってしまいます。最近は短編成の車両も増えていますが、10両編成の車両も多く在籍しているので、このレイアウトでは10両は十分に余裕があり、かつ客車列車等で10両を若干超える両数でも運転可能とするよう、12両を有効長に定めました。
駅間となる閉そく区間は20m車12両を最低限入る長さとしています。

写真は上り第3閉そく信号機における閉そく区間の長さを示したもので、11両編成である113系湘南色が十分に入っています。
基本的な運転経路
今回のレイアウトは、複線で運転方向を上下で決めて運転します。
配線略図で左から右へ走る方向を下り線、右から左へ走る方向を上り線とし、
複線路線として運転します。

駅構内では、2番線が下り線の通過線(下り本線)、3番線が上り線の通過線(上り本線)としています。1番線、4番線は待避線です。
上下線間の車両交換
下り線を走行していた車両を上り線へ、又は上り線を走行していた車両を下り線へ変更したい場合は、入換標識を駆使して車両交換をします。
上り線から下り線へ
上り線から下り線へ車両交換を行う場合は、下図のような流れで行います。

4番線に上り列車が到着した後、入換標識18LAで引上げ線となる軌道回路5LATまで車両を移動させます。次に入換標識23RBで1番線へ移動させ、出発信号機2Rで出発させて上線から下り線への車両交換完了です。
軌道回路5LATは電車編成等の長編成が入るため、ホームの各番線と同様の有効長を確保するようにしています。
上り線から下り線へ(入換標識を使用しない場合)
上り線から下り線への車両交換は入換標識を使わずとも、直接車両交換することも可能にしています。下図は場内信号機4LEで4番線に到着した列車を逆出発となる出発信号機6RFを用いて下り線へ出発させ、車両交換を行う例です。

下り線から上り線へ
下り線から上り線へ車両交換を行う場合も上り線から下り線への車両交換時と同様に、
軌道回路5LATまで車両の入換えを行います。下図は1番線に列車が到着した後、入換標識15LAで移動し、入換標識23REで4番線に据え付け、上り出発信号機6LAで出発させる流れを示したものです。

下り線から上り線へ(入換標識を使用しない場合)
下り線から上り線への車両交換でも入換標識を用いずに車両交換を可能としています。
場内信号機1REで直接上り線の出発線となる4番線に下り列車を進入させます。
その後、折り返して出発信号機6LAで上り列車として出発させることで車両交換ができます。

留置線(車庫線)への入出庫
留置線1~4番線へ入出庫させる流れを例に示します。
下り線から留置線へ
下り列車が1・2番線に到着し、その後留置線に入庫する例です。下図は下り列車が1番線に到着した後、留置1番線へ入庫する流れを示したものです。

1番線に到着した列車は入換標識15LAで軌道回路5LATに移動し、留置1番線の進路である入換標識23RJを開通させて車庫へ入庫させます。出庫させる場合は、逆の手順で入換えをします。
なお、線形的には場内信号機1Rから留置線への進路を作成し、直接入庫できますが、列車が一度ホームに到着させて旅客を降ろした後に入換えをする方が実際の運用に近いので敢えて場内信号機から直接入庫する進路は作成しないようにしました。
上り線から留置線へ
上り線の列車が留意線へ入庫させる場合は、線形的に直接入庫させることは出来ないため、一度軌道回路5LATへ引き上げて行います。
下図は、上り列車が4番線に到着し、その後留置1番線へ入換えを行った例を示したものです。

4番線に到着した上り列車は、入換標識18LAで軌道回路5LATに引上げ、留置1番線への入換標識の進路23RJを開通させて入換えを行います。
出庫時、線形的には留置線から上り線へ直接出発させることが可能ですが、始発列車を運転するイメージで一度3~4番線に車両を入線させてから上り列車として出発させることとし、留置線に出発信号機を設けないことにしました。
機関車の機回し入換え
機関車列車の機回し(機関車の付け替え)ができるよう、今回のレイアウトでは、機回しできるような線形としています。
配線略図で示す軌道回路3RFTは、機関車の引上げができるよう、入換標識の進路を有し、1~2番線に到着した列車から機関車を切り離して3RFTまで移動させて到着した番線と異なる番線を走行して軌道回路5LATまで機回しします。
下図は下り列車が1番線に到着した後の機回しの流れを示したものです。
機回しは以下の流れで行います。

①機関車を切り離し、入換標識15RFで軌道回路3RFTまで入換え
②入換標識22LC、16LAで2番線を経由して、軌道回路5LATまで機関車を入換え
③入換標識23RBで1番線へ機関車を据え付け
ここで、もし2番線に別の車両が存在する場合は、カーブポイントで渡り線を構築した、転てつ器55号を経由して、3・4番線の線路を走行して機回しします。
軌道回路3RFTは、機関車の機回し想定の線路であり、電車編成などの複数両数を入る長さは確保していません。基本的に車両交換などの入換えは軌道回路5LATを使用するようにしています。気動車1両や2両編成の電車であれば軌道回路3RFTでも入りますが、例外的取扱いとしています。
おわりに
久しぶりの鉄道模型記事ということで、今回は現在展開しているレイアウトのご紹介をしました。
記事が長くなってしまったので、自作の信号システムである、電子連動装置の内容や、信号設備に関する記事は別記事にしようと思います。
本線の路線は、これまで3閉そくでしたので、同一本線上で2列車以上を運転すると、列車同士の間隔が短く、常に進行信号にならず、閉そく数が不足していました。
今回は本線上に5閉そく有するため、閉そく信号機は進行信号を現示して列車間隔が窮屈に感じることなく走らせられるようになりました。