Interlocking’s blog

鉄道信号・模型などなど趣味活録

A列車で行こう9 全線検測列車を走らせる(行路4日目)

全線検測列車、4日目は紫線の主要駅「博多駅」から開始します。

 

前日(3日目)は下記リンクからご覧ください。

interlocking.hateblo.jp

全線検測の運転計画については以下の記事からご覧ください。

interlocking.hateblo.jp

 

行路について

4日目の検測行路は博多駅から始まります。

4日目で走行する路線を路線図に示すと、以下になります(図1)。

 

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図1:全線検測4日目行路

 

博多駅を出発し、まず紫線を検測してゆきます。

紫線を下り、隣町まで走行した後、折り返して紫線の貨物駅、「新長洲操駅」まで走行します。新長洲操駅まで走行すると、紫・橙連絡線を走行して橙線に入ります。

橙線は熱海から下り線を走行して、橙線の隣町まで走行します。

隣町で折り返し、天神まで走行して4日目の検測行路は終了になります。

検測する線路の順序を走行する順に示すと、

  1. 紫線下り線 香椎→隣町(紫)
  2. 紫線上り線 隣町(紫)→吉塚
  3. 紫線上り貨物線 瀬高→新長洲操
  4. 橙・紫貨物連絡線(単線) 新長洲操→熱海
  5. 橙線下り線 熱海→隣町(橙)
  6. 橙線上り線 隣町(橙)→天神

になります。項目4まで終えると、紫線の下り貨物線を除いて、紫線の検測が完了します。

 

博多駅から出区し、天神駅へ入区するまでの走行時分を箱ダイヤで示すと、以下になります(図2)。

6時台に出区した検測車は日中・夜間をかけて走行してゆきます。

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図2:運用299D箱ダイヤ

実際の運転風景

4日目の走行経路をゲームで実際に追ってみます。

 

3日目の行路を終えた検測車は博多南車両基地で出区を待っています。

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6:25、博多南車両基地を出発します。

地下連絡線を走行して博多駅へ入線します。

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博多駅3番線に入線し、6:45発にて紫線を下ります。

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単線区間を走行するため、途中の「雁ノ巣駅」にて定期の普通列車と離合します。

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吉塚駅まで下ります。紫線はここから複線区間になり、高架線になります。

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高架に上がって、青線を越えます。しばらく走行すると、緑線と並走します。

緑線とは線路別複々線で画面手前の有田駅から画面奥の肥前山口駅まで並走します。

検測車は紫線を隣町へ向けて下ってゆきます。

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肥前山口駅を過ぎると高架線となり、川を高架線で渡ります。

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橋梁を走行する区間は赤線と方向別複々線で並走します。

内2線が紫線、外2線が赤線です。

橋梁を渡り終えると、画面手前の行橋駅で赤線と別れ、紫線は直進します。

直進すると、橙線との乗換駅「城野駅」に着きます。

紫線はさらに直進します。

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城野駅を過ぎてしばらく走行すると、検測車は黄線との乗換駅「早岐駅」に到着します。

早岐駅を過ぎて検測車は隣町まで向かいます。

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隣町で折り返し、早岐駅まで戻ると、10:30発まで20分程長時間停車します。

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吉塚駅まで上り、青線と平面交差を越えます。

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再び単線区間を走行し、博多駅まで戻ります。

停車1分で13:45、出発します。

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博多駅から先、隣町までは3日目にて走行しておりますので紫線貨物線との分岐駅である「瀬高駅」までは回送となります。

博多駅を出発した検測車は紫線を瀬高駅まで走行してゆきます。

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瀬高駅まで走行すると、検測車は左へ分岐します。

直進方向が紫線本線で、左方向が紫線貨物線です。

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分岐した先が新長洲操駅です。検測車は直進して紫・橙貨物連絡線に入り、橙線熱海駅へ向かいます。

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連絡線を走行した検測車は熱海駅2番線に入線します。

連絡線から熱海駅へは全ての番線から入線できます。

出発時刻は16:17発。1分停車の後、出発します。

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橙線を下り、隣町まで走行します。

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熱海駅を出発した検測車は途中の桂川駅にて、後続の快速列車を待避します。

桂川駅は白線との分岐駅。白線向けの列車が主に1番線・4番線を使用するため、

定期列車の待避はなく、臨時列車である検測車のみがここで待避に使用しています。

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桂川駅を出発し、橙線を下ります。しばらく走行すると、諫早駅に到着です。

諫早駅は橙線と赤線を結ぶ貨物連絡線のほか、車両基地を有する駅です。

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さらに下り、北九州貨物ターミナルを横に、旅客線本線の検測をしてゆきます。

貨物ターミナル構内の本線は後日実施します。

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貨物ターミナルを過ぎると、橙線の一大ターミナル、天神駅に到着です。

天神駅は3面6線、黒線との分岐駅であり、橙線・黒線の車両基地と接続する回送線があります。

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天神駅到着の時点で時刻は19時。検測車はこの先の隣町まで引き続き走行します。

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橙線の末端駅、日南駅を過ぎ、検測車は隣町へ向かいます。

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隣町まで走行し、折り返して上り線検測へ。

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上り線を走行して再び天神駅へ。

天神駅には20:33に到着し、2番線に入線します。

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4日目の検測はここで終了し、折り返して天神車両基地へ入区します。

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20:40発、天神車両基地回送線へ。

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回送線は地下で接続されており、地下区間を検測車は走行します。

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地下区間を走行して天神車両基地へ。

天神車両基地は41編成が留置できるマップ最大の車両基地です。

ここには橙線の列車のほか、黒線、地下鉄の水色線が留置されます。

検修庫は橙線、黒線、水色線それぞれ設けられており、洗浄設備も有しています。

留置線は第6区まで区分けされており、第1区~第2区は直接回送線へ入線可能な区画、第3区~第6区は1度入換を行わないと出区できない配線です。

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検測車は天神車両基地の第3区へ入区します。第3区は折り返さないと入線できないので、検測車は通路線を通り、入換線に入ります。

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入換線に入り、折り返します。

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移動して、第3区留置線へ

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検測車は第3区1番線に入線します。

4日目はここで滞泊します。

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以上が4日目の行路になります。

 

4日目までで検測を完了した路線と残る路線

4日目の行路を終えて、紫線の貨物線を残して、紫線本線の検測は完了しました。

全線検測の進捗としては、3日目から変わりなく、

 

4/11線区

 

です。

残る線区は運転計画に記事にて述べました走行順の番号を引用して、

⑤紫線(上り貨物線のみ)

⑥橙線(全体の半分ほど検測完了)

⑦黒線

⑧薄緑線

⑨白線

⑩黄線

⑪赤線

の7線区です。

5日目以降にて橙線以降の検測をしてゆきます。

 

余談

橙線の検測は前日の3日目の単線ダイヤとは違った難しさがありました。

橙線は過密線区で毎時快速1本、毎時普通2本が常時走行しているほか、八幡~天神間においては黒線快速列車が毎時1本、一部時間帯に貨物列車が走行しています。

ここに臨時列車である検測列車を設定するには、ダイヤの隙間を探すのはもちろんのこと、時間調整を行いための待避駅の線路空き具合を確認しなければなりません。

確認せずに行うと、ゲーム上でダイヤ設定中に、「あっ!待避線が列車で埋まってる... 」ということになりかねません。

比較的本数の少ない線区では気にする必要はあまりないのですが、過密線区ではこの確認は必須です。(実際あった)

 

橙線の15時~22時までの全線ダイヤを図3に示します。

青色が橙線快速列車、黒色が橙線普通列車ピンク線が黒線快速列車、茶色が貨物列車、緑線が臨時列車(E193と記載のスジが当該検測列車)です。

熱海駅では2番線に入線させていますが、これは1番線に入線すると後続の快速列車が熱海駅外方で機外停車させられ、遅延が生じるための回避策です。

但し、2番線・3番線は折り返しの普通列車に占有することが多く、16:20には引上線から2番線へ普通列車が入線するため、検測車は16:17発で出発させて、停車時分は1分としています。

また終点の日南駅上りでは時間調整を行い、天神駅手前で先行を走る104編成の普通列車へ追いつくことを防止しています。

駅間停車により駅間にできるだけ列車を走らせる、無理やりスジを入れ込むことはしたくないので、手前駅での長時間停車をさせています。

 

次回は5日目、残った橙線を検測してゆきます。

それでは。