Interlocking’s blog

鉄道信号・模型などなど趣味活録

A列車で行こう9 全線検測列車を走らせる(行路7日目〆)

全線検測列車、7日目です。

検測列車シリーズの最終日となりました。残る線区全てを検測します。

 

6日目以前の記事は以下からどうぞ。

interlocking.hateblo.jp

全線検測列車についての運転計画については、下記記事にてまとめています。

併せてご覧ください。

interlocking.hateblo.jp

 

 

運転経路について

7日目は残った路線の全てを検測し、検測車が所属する香椎操車場まで帰る運用です。

7日目の始発駅は、赤線南福岡駅から始まります。

7日目の走行経路をマップに示すと図1のようになります。

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図1:全線検測7日目行路

●が7日目始発駅の南福岡駅、▲が終着の香椎操車場です。

赤線南福岡駅を出発した検測車は新飯塚駅まで走行し、赤線下り線を検測します。

新飯塚駅まで走行すると、白線に転線し、田川後藤寺駅まで走行します。

田川後藤寺駅で時間調整ののち、折り返して白線上り線を検測しつつ、桂川駅まで走行します。

桂川駅からは橙線に転線し、熱海駅まで上ります。

熱海駅からは連絡線に入り、新長洲操車場を経由して紫線に入ります。

紫線に入線した時点で、全路線の検測が完了します。

全線検測を終えた検測車は紫線を走行して、検測車が所属する香椎操車場へ帰ります。

紫線から青線に入り、吉塚駅まで走行します。

吉塚駅から香椎操車場へ入り、7日間に渡って行った全線検測の全行程が終了となります。

 

7日目にて検測する路線を順に示すと、

  1. 赤線上り線 南福岡→新飯塚
  2. 白線上り線 新飯塚桂川
  3. 紫貨物線下り線 新長洲操→瀬高

の3路線になります。6日目以前で行った行程と比較すると、短くなりました。

 

以上の経路を箱ダイヤにてまとめると以下になります。

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図2:7日目箱ダイヤ(運用番号299G)

始発の南福岡駅は9時台の出発となりました。7日目は以前の行路と比較すると、

検測する路線が少なく、検測後は香椎操車場まで回送するのみであるので、遅い出発となりました。

香椎操車場へ入区した検測車は7日間の長距離を走行しているため、検修庫にて検査を受け、次の検測に備えます。

検査後、操車場内の所定位置に留置されます。

 

実際の運転風景について

7日目の運転風景をご紹介します。

 

7日目の検測

7日目は南福岡駅車庫から始まります。

出区は9:30発。定期旅客列車が次々に出区してゆく中、検測車は出区時刻まで検修庫で待機しています。

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出区すると、南福岡駅4番線に入線します。南福岡駅は紫線と赤線が乗り入れる駅です。

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検測車は9:50に出発し、赤線へと走行してゆきます。

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赤線を下ります。赤線と白線が分岐する新飯塚駅まで走行します。

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新飯塚駅から白線に転線し、高架を上ります。赤線を下に、画面右方向へ走行してゆきます。

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白線の終着駅、田川後藤寺駅まで走行して折り返します。

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一度引上線に入換します。

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1番線に入線します。

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黒線の列車が先発した後、12:35発にて田川後藤寺駅を出発します。

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田川後藤寺駅を出発した検測車は再び白線を走行してゆきます。

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白線もう一方の終着駅、桂川駅に到着すると、橙線に入ります。

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橙線を走行して熱海駅を目指します。

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熱海駅は4番線に到着します。

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熱海駅からは、連絡線に入ります。

3線を跨ぐ、平面交差をしながら、連絡線に入ってゆきます。

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連絡線上には新長洲操車場があります。

検測車はここを1分の運転停車の後、出発します。

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新長洲操車場を出発すると、紫連絡線下り線を走行して検測車は紫線に入ります。

この紫連絡線下り線が検測対象最後の区間でした。

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全路線の検測を終えた検測車は引き続き紫線を走行して、香椎操車場へ回送してゆきます。

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川を渡ると、青線との分岐駅、原田駅に到着します。

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原田駅から青線に入ります。

香椎操車場へ入区できる吉塚駅は紫線より青線の方が早く到着できるため、検測車は青線に入ります。

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青線を吉塚駅まで走行してゆきます。

全線検測列車、全7日間の行程の最後の列車です。

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青線を走破して、吉塚駅に到着します。

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全線検測、最初の駅でもあり、最後の駅に到着しました。

折り返して、香椎操車場へ入区してゆきます。

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全線検測後、香椎操車場へ。

全線検測を終えた検測車は香椎操車場へ入区します。7日間の走行を終えた検測車は香椎操車場で検査を受けます。その流れをご紹介します。

 

全線検測最終日の7日目は日曜日です。

土・日は臨時運行のSL列車が運行しており、運行を終えたSL車両が香椎操車場へ入区することを待って、検測車は入区します。

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SL編成が先行して入区した後、検測車は香椎操車場へ向けて出発します。

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 香椎操車場着発1番線に入線します。

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先にSL編成が入区し、組成線への入換を待ちます。

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その後、検測車は入出区線へ入換します。

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組成線4番線へ入換します。先行して入区したSL編成は機関車と客車を分離させています。客車を車庫へ移動させるため、入換機が連結中です。

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組成線で折り返し、検測車は検査を受けるため、検修庫は入ってゆきます。

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検修庫に到着し、およそ数時間かけて、車両検査を受けます。

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検査を終えると、検修庫を出発します。

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組成線6番線に移動し、次の検測運用まで待機します。

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以上で7日目の検測から香椎操車場入区と車両検査までの流れとなります。

 

全7日間の検測を終えて

 最終日7日目の検測で、残っていた

 

⑤紫線(上り貨物線のみ)

⑨白線(上り線の新飯塚桂川間)

⑪赤線(下り線の南福岡→新飯塚

 

の検測が終了し、全路線の検測が終了しました。

路線図を再掲すると、以下の全11線区全てを7日間かけて走行したことになります(図3)。

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図3:検測した全路線

7日間で巡回することから、毎週運転することも可能になりました。

香椎操車場を出区する1日目を月曜日に固定すれば、運転する曜日を固定することができ、必ず日曜日に香椎操車場へ戻る運用となります。

検測頻度は2週間に1回検測、毎週検測へ変更も可能です。

現在は毎週検測を行っており、毎日マップ内のどこかの路線を検測しています。

これでマップ内の線路状態が常時把握できるようになったと言えます。

 

1日目から7日目にかけて全線を走行する検測車を追跡すれば、マップ内の全線を巡ることが可能になりました。前面展望するも良し、追跡モードで俯瞰するも良しです。

 

検測車をマップ内から探すのは編成一覧から検測車の編成を選択しない限り困難で、マップ内を定点観測してみると、突然やってくるので見ていて飽きません。

臨時列車は良いですね。定期列車と違う動きをするのでよりマップにリアリティが増します。

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

検測シリーズは一旦ここで一区切りとなります。

 

ご感想・ご質問はコメントからどうぞお寄せください。

それでは。